製本事例

観音表紙 中綴じ冊子 カラーステッチ

 

東北大学病院 地域医療復興センター 案内冊子

 

 

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観音表紙、カラーステッチ綴じ仕様。

 

表紙が観音折りの場合、おおよそいかなる綴じにおいても、

本文の小口を先に断裁する必要があります。

 

ざっと流れでお話しすると、

 

本文丁合→本文仮綴じ→本文小口断裁→本文表紙くるみ→天地断裁仕上げ

 

といった形です。

 

なぜそのような流れになるかというと、

普通の表紙くるみのような工程で本文と接着後に小口を払おうものなら、

観音表紙の特徴である内巻き部分までまとめて断裁されてしまうためです。

 

ですのでそうならないためにも、今回の仕様のような場合は、

あらかじめ表紙以外の本文をステッチャー(ホチキス)で1か所仮綴じをして、

その後もう一度機械に通し、先に断裁した本文に表紙を被せて綴じるといった工程が必要になってきます。

 

これが一般的な2回綴じの流れです。

 

ただこの2回綴じ製本ですが、ひとつ問題があります。

中綴じならではのある痕跡が残るのです。

 

感のいい方ならお気付きかもしれませんが、

完成品を見ると、仮綴じ段階で綴じたステッチャー(ホチキス)が背表紙には出てこないまでも、

本文を開いた際に、綴じられている中央のページにしっかりと3か所目の綴じ跡として顔を出してしまいます。

 

身近にこのような印刷物があるようでしたらぜひ確認してみてください。

おおよその場合3カ所綴じになっているはずです。

 

通常それを了解いただいた上で作業を進めますが、

今回はこの痕跡を残さず2ケ所綴じで仕上げて欲しいとの依頼があったため、

そこへキクシンの一工夫を加えました。

 

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ご覧いただけますように本文中央を開いてみても綴じ跡は2ケ所のみです。

 

 

そして今回の冊子は『カラーステッチ』で綴じられております。

 

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緑のカラーステッチがお分かりいただけるでしょうか。

 

このカラーステッチ、番手(針金の太さ)が限られてますので、製本設計にある程度制限が出てきます。

 

用紙の種類、斤量(重さ)や、本文の台数などなど・・・。

 

 

詳しくはご相談ください。

 

 

 

 

 

 

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