キクシンの仕事

キクシンは、「本を作る仕事」「紙を加工する仕事」「相談を受ける仕事」の三つを主な業務としています。

本を作る仕事

紙には品種による特性、気温・湿度による微妙な変化がおこります。経験からくる熟練の知恵、加工技術にて紙をしっかりとならし、次の製本工程へとバトンタッチしていきます。 例えば湿度の変化のある環境で作業を行わざるを得ない場合、紙によっては静電気を帯電するため、紙の折曲りや紙伸びが生じたり、ローラーへの巻きつきを起こすなど品質への影響がでてきます。 このならしの前処理がきちんとなされてこそ良い本が出来上がります。全ての行程でひとつひとつしっかりと作業することで、本を手に取る人の感動を最大限引き出すことができると信じています。

キクシンは贅沢な媒体へと変貌した紙という素材を活かし、モノとしての価値を高めます。

紙を加工する仕事

紙には様々な機能がありそれに見合った用途に分けて用紙を使い分けるというのが一般的です。
例えば印刷用途の紙で云えば、高精細な表現発色を可能とする機能(表面加工)を持った紙、ページのめくり易さを考えた紙、包装紙のような表裏で表情の違う紙(防汚・保護)、 独自の風合いを持ったファンシーペーパーなどがあります。単に紙といってもいろんな特性を持っているものです。

その個性は時に印刷・加工とうまく噛み合わない事態を引き起こします。印刷の発色・再現性が非常に高い紙でありながらも、いざ加工をしてみると傷を拾いやすい(目立ちやすい)紙もあります。 紙の加工には様々な問題がひそかに潜んでいたりするものです。

そんな『紙と印刷』『紙と加工』の相性を事前に判断する事も重要なキクシンの仕事です。紙だからこそできる伝わり方を大切に考え、素材の選択肢を上手に活用するには『紙との相性』を考えた上での設計が必要になってきます。

そのためキクシンでは事前に相談を受ける窓口を設けています。
熟練した専属オペレーターが機械と紙との相性判断をすることにより品質向上の手助けを致します。

相談を受ける仕事

キクシンでは印刷物を作る上でデザイン・レイアウトを考える段階から企画に参加させてもらう事があります。多くの選択肢の中から紙媒体を情報伝達手段として選ぶということは、紙だからこそできる【一工夫】が求められていることだと考えます。

紙加工は完成直前の工程です。最終工程である加工をスムーズに行うためには、事前に「紙との相性」をふまえた設計が必要です。キクシンは、ビジュアルデザインを超えた、形・機能などを付加させたモノの提案をいたします。